観光(2)
・民間主体で観光事業を推進し行政が徹底してバックアップ
《現況の問題点・課題》
観光立県を標榜する和歌山県は、その恵まれた自然環境や景観、世界遺産に登録されている由緒ある歴史を有しており、高野熊野の霊場、複雑に入りくんだ風光明媚な海岸線、温泉、海山の幸、和歌山ラーメン等々の名所名物にも事欠きません。
しかしながら、和歌山県内のホテルや旅館等の総数は、昭和50年代の全盛期から、ほぼ半減し、それに関連した様々な産業も縮小の傾向にあり、和歌山の観光産業の現状は非常に厳しい状態にあります。
その一因として、行政主導の観光振興策が全国的に標準化されて、ありきたりなものとなっていることが挙げられており、実際に観光客の減少に歯止めはかかっていません。
《具体的なアクション》
和歌山県の基幹産業として観光ビジネスを復活させる為には、行政主導の行き詰まった観光振興策から脱皮し、民間の知恵をもって独創的な観光振興策を採り、新たな観光ビジネスモデルを作りだすことで、現状の閉塞感を打破していかなければなりません。
そして、オリジナリティのある優れた民間のプロジェクトを採用し、また委託するためには、その手法として、プロモーション分野、イベント分野、実業分野というような各分野ごとに、プロポーザル方式やコンペ方式をもって、広く民間企業からの提案を求め、それを検討採択し、各分野の民間事業者に行政が観光予算を委ね、運営委託していくことが必要であると考えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿