2017年8月29日火曜日

不安な個人、立ちすくむ国家

827日の朝日新聞に掲載されていた、「次世代に渡し損ねたバトン」という記事の中で、経産省の若手官僚が創った不安個人国家という文章が紹介されていました。

今も継続されている社会保障や終身雇用などに代表される昭和の社会システムの中、高度成長期の人生感である「サラリーマンと専業主婦で定年後は年金暮らし」というモデルは、今や成り立たないという提言です。

これが、既得権益の中枢に居る官僚が書いたものとは思えない非常に斬新なもので、昭和の社会システムが崩れて行っているにも係らず、日本は有効な手を打ってこなかったというツケが、若者にのしかかって来ているということであります。

そして、今だに日本の政治は、若者世代に借金やシガラミのつけ回しを行っている。
人口構造がシルバーに偏っているというのも大きいが、若者の方も、その大多数は政治に感心は薄く、サイレントであるので、なんとなく改革なしに今日まで来てしまっているという感じでしょうか。


とにかく、若い人がこのままではヤバイ、改革していかなければならないという思いをもつことこそが、旧態依然とした昭和のシガラミ政治を変えていく原動力になると信じていますし、そのために私たちも改革に尽力していかなければならないと思っています。





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