2017年4月20日木曜日

教育・子育て(1
 
・いじめ撲滅への徹底した取組(ネットいじめへの対応)

《現況の問題点・課題》
全国の小中高校生のいじめ件数は、文部科学省2013年統計で約20万人となっており、内、自殺者は196にも上っています。
これは、非常に悲しいことであり、絶対に見過ごすことの出来ない問題であります。

そういう中で、特に近年では、10代に圧倒的な人気を誇る、スマホの無料通信アプリであるLINEを媒介としての、いわゆる「LINEいじめ」が、深刻な問題となって来ており、小中学生が、LINEのグループトーク内での「既読スルー」「書き込み」等をきっかけにして、いじめに遭ったり、自殺したりする例が多く報道されています。

和歌山県では、2013年の全国統計で、ネット(スマホ)利用率が、中学生4位、小学生6位と子供の利用率が極めて高く、スマホ機能を利用した「LINEいじめ」も急増しています。


《具体的なアクション》
現在、和歌山県では「県いじめ防止基本方針」を策定し、いじめへの社会全体での取り組み、教職員の資質向上、道徳教育の充実等を図り、また目安箱的な相談サイト等を創設し、いじめ問題に対応しています。

我々、維新の会としても、「弱者を徹底的に守る」という維新の基本的な理念の元、特にいじめ対策全般に積極的に取り組んで行く覚悟であります。

しかし、「LINEいじめ」は、外部から実態が把握しにくく、野放しになることも多い為、コミュニケーション能力が未熟な子供たちにとって、非常に危険なものとなっています。

愛知県刈谷市の小中学校では、「LINEいじめ」の対策として、20143月、学校とPTAの連名で、午後9時以降のスマホや携帯電話を使わせない試みを始めました。
これには賛否両論あり、当面の対応としては止むなしという所もありますが…

やはり本筋は、今日の情報化社会への大きな流れの中、情報リテラシー能力の習得は必須なところであり、子供たちに、携帯やスマホは道具であり、道具に使われるのでは無く、道具を正しく使いこなせる様に、その正しい使い方、賢い使い方をきちんと教え、同時に、人として他人を思いやる心を説いてゆくことこそ重要であると考えます。


そして、絶対にネットを介した「いじめ」はさせないよう、学校教育の中で、LINEを代表とするSNS全般についての、マナー、エチケット、道徳等のネットリテラシー教育を徹底的に施して行けるよう努めて参ります。


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